金屋町元気プロジェクトは、地元住民を中心とする約20名で構成される団体です。
金屋町の住民と行政が協働で定住促進に向けた取り組みを行うため、定住促進計画の作成や情報発信事業などを行っています。
金屋町元気プロジェクト設立の目的
「高岡鋳物発祥の地として、地域住民が住みやすい街、来街者が訪れたく、住みたくなるような街」を目指し、特に子育て世代や若手クリエイターを対象として、移住することを目的としています。
今後は、空き家を工房や住居などに利用したい方と空き家所有者をマッチングさせるシステムづくり、体験工房や宿泊施設などの設置について議論し、金屋町の良さをより体験していただくための機会を作りたいと考えています。
金屋町元気プロジェクト設立の経緯
金屋町は、慶長16年(1611)、前田利長が高岡開町にあたり7人の鋳物師を招き、鋳物づくりを行わせたことに始まるとされています。
高岡の地場産業である、銅器やアルミ産業の基礎を築いた「鋳物発祥の地」であり、平成24年(2012)12月には鋳物師町として初めて国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。また、藩主利長卿より拝領した宅地を始め、 多くの手厚い保護に対して報恩感謝の誠を捧げ、 藩主のご命日に遺徳を偲ぶとともに繁栄を願うお祭りとして、毎年6月19日・20日に「御印祭」が開催され、前夜祭の19日には、「弥栄節」の掛け声に合わせた勇壮な町流しが千本格子の家屋が連なる石畳通りを彩っています。
一方で、昭和62年(1987)に「金屋町まちづくり憲章」が議決され、自治会とまちづくり推進協議会が中心となって、先進地視察や金屋町通信を発行し、魅力のある金屋町のまちづくりに積極的に努めています。しかし、昭和27年(1952)に2,040人を記録した人口は、平成26年(2014)には613人と約7割近く減り、世帯数も401世帯から227世帯へと減っており、空き家も目立つようになっています。
このことから、金屋町の優れた立地環境や豊かな地域資源を最大限に活かした取組を進め、「大学を卒業し手に職を持ちたいと考える人たち」「新幹線開通を機に大都市から移住等を考える人たち」を金屋町に誘導し、その定住を促進することにより、町内の地域コミュニティの担い手の確保や消費需要の拡大等により地域振興を図ることを目的に平成25年(2013)11月にプロジェクトを設立しました。
金屋町元気プロジェクト 沿革
日時 | 議題 | 参加者 |
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平成25年 11月25日(月) |
●「金屋町元気プロジェクト(委員会)」設立 ・空き家調査や定住促進のための方策等を検討するもの |
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平成25年 12月3日(火) |
●県がモデル地域として「金屋町地域」を選定 ・定住促進計画作成に向けて、数回の委員会を開催。 ・主な内容として、空き家調査実施に向けた金屋町地域での意向調査、委員会の運営方法、計画作成、収支計画作成について協議 |
日時 | 議題 | 参加者 |
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平成26年 9月26日(金) |
・金屋町定住促進計画策定 | |
平成26年 11月29日(土) |
・先進地視察 京都西陣の町 | 委員会メンバー まちづくり協議会 |